仮骨延長術(ディストラクション)と+インプラントを応用した顎骨再建

 

今回仮骨延長術(ディストラクション)と+インプラントを応用した顎骨再建について学びました。

仮骨延長術は「延長」という文字でわかるように、骨を伸ばす手術です。
例えば左右の脚の長さが極端に違う場合に骨移植などを使わず、骨自体を延ばし増大させる技術で、最近では身長を延ばしたい方が、脚の骨の延長を行う事例も見受けられます。

 

 

この骨延長、歯科技術でも使われていて歯茎の高さが足りない場合に適用されます。
顎骨の状態がかなり重症な患者さまに適応される骨造成術のため、日本国内でも症例は多くありません。例えば、インプラント治療を行なったものの、歯科医師の技術がなかったために起こる感染症や、歯周病やインプラント周囲炎などの症状を放置したために広範囲にわたし嚢胞などの疾患によるものに適応されます。
そういった場合、新たに骨と歯茎を増やしていく必要があり、幅はともかく、土台となる骨と歯茎の両方を7mm以上増やすことは非常に難しい治療になります。
特殊な延長器を用いた仮骨延長術で患者さまの状態を随時確認しながら慎重に手術と経過観察を行う必要があり、国内でも症例が少ない技術のため、医師の技術力と経験が大変重要なものとなります。

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