50代男性|歯がほとんど残っていない状態からの上下フルインプラント治療(予算と機能性の両立)
※本ページは当院で行った一症例のご紹介です。治療結果や経過には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。すべて自由診療です(保険適用外)。
口腔内写真

レントゲン写真

※効果には個人差があります
残存歯がわずか3本の状態で、噛む機能が低下し、見た目や会話にも影響が出ていました。「しっかり噛める状態に戻したい」という強いご希望をお持ちでした。
■患者様のお悩み・背景
- 残存歯が3本のみ
- 噛むことが難しい状態
- 見た目・会話の不安
- 食事制限によるストレス
■診断と治療方針
精密検査の結果、
- 上顎:骨が薄く固定式インプラントが必要
- 下顎:アタッチメント式(取り外し式)でも安定可能
と診断しました。
上顎は構造的に固定式が必須である一方、下顎は骨の状態が比較的良好であったため、費用とのバランスも考慮しアタッチメント式を採用しました。
■治療内容
「費用は150万円以内に抑えたい」というご希望がありましたが、上顎のみでも費用が大きくなってしまうため、
- 機能回復を優先して上顎は固定式
- 費用を抑える目的で下顎はアタッチメント式
- デンタルローンを併用し総額を調整
という現実的な費用プランで治療を進めました。
■インプラント埋入本数・部位(表)
| 部位 | 内容 |
|---|---|
| 上顎 | ➅ ⏈ ➅(固定式) |
| 下顎 | 6〜➁⏇➁〜6(アタッチメント式) |
■使用したインプラント・補綴素材(表)
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| インプラント体 | オステム |
| 上顎補綴 | ジルコニア |
| 下顎補綴 | アタッチメント義歯 |
■骨造成について
上顎左右にサイナスリフトを実施。骨の高さが不足していたため、安全な埋入のために必要な前処置を行いました。
■治療期間・通院回数(表)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 治療期間 | 2019年3月〜2020年9月 |
| 通院回数 | 約16回 |
■治療費(自費・税込)
治療費は総額 約360万円 でした。※症例や補綴設計により費用は変動します。
費用面へのご不安がある場合はデンタルローンの併用も可能です。
■主なリスク・副作用
- 手術後の痛み・腫れ・内出血
- 一時的な知覚麻痺
- 骨と結合しない可能性
- インプラント周囲炎
- 噛み合わせ調整が必要になる場合がある
※当院では治療前に「インプラント治療承諾書」に基づいて詳細な説明を行っています。
■術後経過・メンテナンス
術後経過は安定しており、現在も3〜6ヶ月に1回のメンテナンスを継続中です。
- 専用器具を用いたクリーニング
- 噛み合わせチェック
- ブラッシング指導
- アタッチメント部分の確認
長期的な安定維持のために重要な工程です。
■担当医からのコメント

院長:藤本 純
残存歯が非常に少なく、噛む機能が大きく低下している状態でした。本症例では上顎は固定式が必要である一方、ご予算を考慮して下顎をアタッチメント式で対応しています。
また、骨が薄い部位においても骨造成(サイナスリフト)により安全性を確保できるため、インプラント適応の幅を広げることができます。
■無料カウンセリングのご案内
インプラント治療は、年齢・骨の状態・持病・費用などによって選択肢が大きく変わります。
「噛めない」「骨が少ないと言われた」「費用が心配」「どこで治療するか迷っている」など、どんなお悩みでも構いません。
当院では、治療方針・骨の状態の説明・費用の目安・治療期間の目安まで、分かりやすく丁寧にご案内いたします。
また、「治療はまだ決めていない」「まず話だけ聞きたい」というご相談も歓迎です。
インプラント治療で不安や疑問がある方は、まずは無料カウンセリングをご利用ください。
