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50代女性|歯が無い期間をつくらない即日仮義歯(即時補綴)対応フルマウスインプラント治療

※本ページは当院で行った一症例のご紹介です。治療結果や経過には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。すべて自由診療です(保険適用外)。

※効果には個人差があります

福岡・博多のデンタルチームジャパンの症例です。短期間で複数歯を失い、「歯が無い期間を避けたい」という強い希望のもと、フルマウスインプラント治療と同時に即日仮義歯(即時補綴)を行いました。


患者様のお悩み

歯が全体的に失われ、残存歯も大きく動揺していました。

最近、一度に4本程度が脱落したことで、

  • 噛めない
  • 見た目が気になる
  • 生活への支障

といった不安が強くなり「しっかり噛める状態」を回復したいと来院されました。


レントゲンから診断した治療方針

精密検査の結果、残存歯で噛み合わせを維持することは困難であり、上下フルマウスインプラント補綴(計10本)が必要と判断しました。

上顎左右では骨量不足が見られ、サイナスリフトの併用が必要でした。


治療内容と補綴素材(表)

項目内容
治療方法上下フルマウスインプラント
インプラント本数上下計10本
術式即日仮義歯(即時補綴)対応
使用インプラントオステム
補綴素材ジルコニア
骨造成サイナスリフト併用
治療期間2020年8月〜2021年7月

※生活への負担を考慮しつつ調整しながら進めました。


即日仮義歯(即時補綴)について

患者様は、「治療中でも歯が無い状態にはなりたくない」というご要望がありました。そのため術中に仮義歯を即日作製し、手術当日に装着。治療中も歯が無い期間をつくらない治療を採用しました。

一般的には数日待機する症例でも、残存歯の脆弱性を考慮し、特殊対応によって見た目と生活のストレスを最小限に抑えました。


治療費(自費・税込)

約 5,700,000 円
※症例・骨量・補綴設計により異なる場合があります。


主なリスク・副作用

  • 手術後の痛み・腫れ・内出血
  • 一時的な知覚麻痺
  • 感染・骨と結合しない可能性
  • インプラント周囲炎
  • 噛み合わせ調整の必要性

当院では治療前に「治療承諾書」に基づき詳しくご説明しております。


術後経過・メンテナンス

術後経過は安定しており、現在も3〜6ヶ月に1回の定期メンテナンスを継続中です。

  • クリーニング
  • 噛み合わせチェック
  • ブラッシング指導

を行い、長期的にインプラントの安定維持に努めています。


担当医からのコメント


院長:藤本 純

➤ 担当医についてはこちら

短期間で歯を失い、噛む機能だけでなく会話・外出など日常生活にも大きな影響が出ていました。さらに残存歯が脆弱であったため、一般的な流れでは仮義歯を支えられず、術中に即日仮義歯を作製する特殊対応にて「歯が無い期間」を避ける治療方針を採用しました。

インプラント治療は骨量不足の場合、他院で「治療不可」と言われることもありますが、当院では骨造成を併用できるため、治療選択肢を広げられるケースが多くあります。

フルマウス症例は噛み合わせ全体の再構築が必要で、設計力・技工力・チーム医療が求められます。今回も院内ラボとの連携により、審美性と機能性を両立した治療が可能となりました。


同じ症状でお悩みの方へ

歯が一気に抜けてしまった方、歯がない期間が不安な方、他院でインプラント治療を断られた方、骨が少ないと言われた方などから、福岡・博多エリアでも同様のご相談を多くいただいています。

当院では、**即日仮義歯(即時補綴)・フルマウスインプラント・サイナスリフトなどの骨造成を組み合わせることで、「歯がない期間をできるだけつくらないフルマウス治療」**にも対応しています。まずは現在の骨の状態・噛み合わせをしっかり検査したうえで、治療の選択肢をご提案いたします。