50代男性|奥歯で噛めない悩みを“インプラント治療”で改善した症例
※本ページは当院で行った一症例のご紹介です。治療結果や経過には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。すべて自由診療です(保険適用外)。
口腔内写真

レントゲン写真

※効果には個人差があります
奥歯の欠損が進行してしまい、「奥歯で噛めない」「前歯ばかりで噛んでいる」というお悩みで来院された50代男性の症例をご紹介します。
奥歯が噛めない状態が続くと、咀嚼機能の低下・前歯への負担・噛み合わせの乱れにつながり、結果として口腔トラブルを引き起こす場合があります。
今回は、上下顎にインプラント治療と再生療法を組み合わせ、噛める奥歯を再構築した症例です。
●患者様のお悩み・ご希望
- 奥歯が欠損しており十分に噛めない
- 前歯のみで咀嚼する癖がついている
- 前歯の擦り減りが気になる
- 手術回数や通院負担を最小限にしたい
奥歯の欠損は、長期的には咬合の崩壊や歯列不正の原因になるため、早期治療が重要な領域です。
●初診時の状態と診断
上下奥歯に複数欠損が確認され、噛み合わせの高さが不十分でした。
▽診断
- 上下奥歯の欠損
- 咬合の低下
- 前歯への負担増大
- 上顎は骨の高さ不足
噛み合わせの再構築のため、下顎からインプラント治療を開始しました。
●治療方針(インプラント+咬合再構築)
▼治療目的
- 噛める奥歯の機能回復
- 前歯への負担軽減
- 噛み合わせの高さの改善
- 長期的な咬合の安定
▼治療計画のポイント
- まず下顎からインプラント埋入
- 上顎は骨再生(ソケットリフト)を併用
- 十分な固定源が得られた後に前歯の補綴へ
●治療内容
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 治療方法 | インプラント+骨再生(ソケットリフト) |
| インプラント本数 | 計8本 |
| 素材 | オステム/ジルコニア |
| 治療期間 | 約1年7ヶ月 |
| 通院 | 約20回 |
▼インプラント埋入部位
- 下顎:64┴6
- 上顎:53┬246
●上顎の骨量不足に対して行った治療|ソケットリフト
デンタルチームジャパンでは骨再生治療を併用することで、
「骨が足りないからインプラントは無理」と言われた患者様でも治療できる可能性があります。
今回もソケットリフトを併用し、安全に固定源を確保しました。
●治療後の変化
- 奥歯でしっかり噛めるように改善
- 前歯への負担軽減
- 咬合の高さが改善
- 食事の快適性が向上
前歯の補綴は保険診療内で今後実施予定です。
●費用(自費・税込)
約350万円
※症例により異なります。詳細はカウンセリングにてご説明いたします。
●主なリスク・副作用について
インプラント治療には以下のリスクがあります。
- 痛み・腫れ
- 一時的な知覚鈍麻
- インプラントが骨と結合しない可能性
- 清掃不良によるインプラント周囲炎
当院では治療前に「インプラント治療承諾書」にて十分にご説明いたします。
●術後のメンテナンスについて
治療後は、3〜6ヶ月の定期メインテナンスを継続いただきます。
- 専門クリーニング
- 噛み合わせチェック
- セルフケア指導
- インプラント周囲炎の予防
長期安定には定期検診が不可欠です。
●こんな方におすすめ(適応症例)
奥歯で噛めない、前歯ばかりで噛んでしまう、入れ歯が合わない、骨が少ないと言われたなどのお悩みをお持ちの方には、本症例のようなインプラント治療が適応となる場合があります。
噛み合わせの低下や奥歯の欠損による影響が続くと、将来の前歯の負担増大にもつながりますので、長期的な視点で噛める状態の回復を目指す方に適した治療です。
担当医のコメント

院長:藤本 純
実際、今回の症例のように、奥歯が欠損して「噛むことができない状態」でも、適切な骨の診断と治療計画を行うことで、安全にインプラントを固定することができます。
奥歯で噛めない、入れ歯が合わない、前歯が削れてきた、骨が少ないと言われた、他院でインプラントを断られてしまったなど、同じようなお悩みをお持ちの方は、一度お気軽にご相談ください。
当院では、患者様の骨の状態をしっかり評価し、必要に応じて骨造成を組み合わせながら、長期的に安定した噛み合わせを目指してまいります。
