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インプラントができないと言われた!7つの原因と対処法を解説

インプラントができないと言われた場合、骨不足や糖尿病などの全身疾患、歯周病や虫歯などによる口内環境の悪化などが原因とされるケースが多いです。
しかし、断られた原因によってはクリニックによってインプラント治療を受けられることがあります。

本記事では以下のポイントについて解説いたします。

  • インプラント治療を断られる原因7選
  • インプラント治療を断られた時の対処法5選
  • 骨不足にも対応できる骨造成とは

インプラントができないと言われた時に考えられる7つの原因

インプラント治療を断られる際、どのような理由が考えられるのでしょうか?

断られる理由として多い7つの原因について見ていきましょう。

顎の骨が不足している

インプラントを埋め込んで、しっかりと定着させるためには土台となる骨の量と密度が求められます。
歯槽骨(歯を支える顎の骨)が薄い、または十分な密度がない場合はインプラント治療を断られることも少なくありません。
骨不足で治療を断られた場合、骨造成などの治療を受けることでインプラントを利用できる可能性が高まります。骨造成の治療には複数の種類があり、それぞれの治療法の特徴については記事後半でご紹介しております。

歯周病や虫歯がある

歯周病や虫歯がある状態だと、安定性が悪くインプラント周囲炎等が発生するおそれもあるためインプラント治療は受けられません。
まずは歯周病や虫歯治療を優先して行いましょう。
歯周病は完治する症状ではなく、治療によって炎症や出血しない状態まで改善してからインプラント治療を行います。

糖尿病や高血圧などの疾患がある

糖尿病や高血圧などの疾患がある場合、疾患の状態や程度によってはインプラント治療を断られるケースがあります。
軽症であったり、症状が落ち着いていれば治療が受けられるケースが多いですが、症状が重い場合には抵抗力の低下による歯周病感染、術前術後の食事制限による低血糖等のリスクがあるため注意が必要です。


高血圧の方も降圧剤を飲んでいて安定している状態なら問題なくインプラント治療を受けられることがほとんどですが、血圧が高い状態160/95以上である場合は治療を断られることがあります。
インプラント治療のストレスでさらに血圧が高くなり、合併症を引き起こす可能性が高まるためです。
糖尿病、あるいは高血圧症の方は、両方の主治医に相談しながら症状に合わせて治療を進めましょう。

喫煙習慣がある

喫煙習慣がある人は、喫煙中のインプラント治療を断られるか、禁煙を進められるケースが多いです。
タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素は血流が悪化する作用があります。血液には酸素や栄養が含まれているので、血流が阻害されることで歯肉に必要な栄養や酸素が行きわたらず、術後の傷口の治りが遅くなる、インプラントと骨組織の結合がうまくいかない、など治療に影響を及ぼす事例も少なくありません。


ラットにニコチンを投与した状態で行った実験では、以下の結果が報告されています。

  • チタンと骨が結合するための成分発現率が低下し、インプラントが安定しにくい
  • 骨吸収を進行させる可能性が高い
  • 喫煙者かつ歯周炎既往歴がある場合はインプラント周囲炎になる例が報告されている

参考:インプラント周囲炎に関連する全身的リスクファクター

妊娠中、または妊娠する可能性がある

妊娠中の方はほとんどのクリニックでインプラント治療を避けられるでしょう。

以下のような治療中のリスクが妊娠中の体に悪影響を及ぼす可能性があると考えられるためです。

  • レントゲンによる胎児への影響
  • つわりの時期はインプラント治療が負担となる
  • 仰向け姿勢が妊娠後期の妊婦や胎児へ大きな負担をかける
  • 治療中の出血量が多いと早産を誘発しかねない
  • 治療時の麻酔や痛み止め、抗生物質などが母乳汚染するリスクもある

レントゲンの被ばく量はわずかですが、胎児への影響が否定できないことからインプラント治療に限らずあらゆるクリニックで妊娠中のレントゲン撮影は避けられています。
また、インプラント治療は長期間の通院が必要ですし、治療中は身体的に負担がかかる姿勢を取らなければならないため通院自体が負担となりうるでしょう。

歯ぎしりや食いしばりの習慣がある

歯ぎしりや食いしばる癖がある方でも、一般的にはインプラントが利用できますが、程度によっては治療を受けられないこともあります。
その理由として、歯根膜の有無と骨吸収の2つが挙げられます。
インプラントは天然歯とは異なり歯根膜がありません。歯根膜とは歯根(歯の根っこ部分)と顎の骨(歯槽骨)の間にある薄い膜状の靭帯のことで、以下のような役割を持っています。

  • 歯をしっかりと固定する
  • クッションのように何かを噛んだ時の衝撃を和らげる
  • 噛んだものの固さ等を知覚する
  • 細菌の侵入を防ぐ

インプラントには歯根膜のような組織はないので、歯ぎしりや食いしばりの衝撃がインプラントや歯槽骨に伝わりやすくなるというリスクがあります。その結果セラミックの上部構造が破損する恐れも。
また、長期間歯ぎしりの影響を受けた場合、土台の骨が溶けて吸収されてしまう「骨吸収」のリスクも無視できません。
歯ぎしりや食いしばりの程度が重い場合は、インプラント治療の前に歯ぎしりや食いしばりの治療が優先されるケースがあります。

年齢が若い、または高齢で手術を受けられない

まだ骨の成長が終わっていない10代にインプラントを装着してしまうと、埋入した部分の骨の成長が妨げられる恐れがあります。
成長のスピードや時期は個人により異なるため一概に利用可能年齢を定めるのは難しいのですが、一般的には治療を受けるのは成人以降が推奨されています。
一方、上限の年齢は特に定められていません。
ですが、高齢になるとなんらかの疾患を持っていることが多いこと、体力が低下していることから、健康状態をよく考慮した上で治療を受けることが望ましいでしょう。

インプラントを断られたらどうすべき?対処法5選

インプラント治療を断られたからといって、必ずしも治療をあきらめる必要はありません。
難症例に対応しているクリニックを選んだり、生活習慣の改善や疾患の治療をすることで、インプラント治療が受けられる可能性は十分あります。
インプラント治療を断られた時の対処法について、5つご紹介します。

他院でセカンドオピニオンを受ける

通っている歯科やクリニック等でインプラントを断られたといっても、必ずしもあきらめる必要はありません。

クリニックによって技術的な差があるのはもちろんのこと、難症例への治療方針も異なるので、他院でセカンドオピニオンを受けることで、解決の糸口が見つかる可能性もあります。

セカンドオピニオンは治療方法だけでなく、クリニックごとのサービスや環境の違いを知ることができるチャンスでもあります。

特にインプラントは様々な新しい技術や設備、治療方法が試されている分野なので、複数のクリニックに相談することで自分の状態にあった見つけられるかもしれません。

原因となる疾患や症状の治療をする

もし、糖尿病や歯周病など疾患が原因でインプラント治療を断られた場合は、それらの疾患の治療を優先しましょう。
疾患の治療や症状の安定化は、数カ月単位でかかるので「早く治療したい」と感じるかもしれません。
ですが、インプラント治療は切開を伴う外科手術なので、疾患の症状が重い場合は思わぬ健康リスクを誘導しかねません。
健康な状態でインプラントを安定させるためにも、まずは治療のネックとなる疾患等をしっかりと治療して体調や環境を整えましょう。

年齢が原因の場合は代替案(差し歯や入れ歯など)を試す

若すぎる、あるいは高齢であることが理由でインプラント治療を断られた場合は、差し歯や入れ歯など他の治療法を利用する方も多いです。
特に高齢の方にとっては、手術時の体の負担、骨密度の低下等による結合不全リスクなどが高いハードルとなり得るでしょう。
そうした場合は入れ歯など比較的身体的負担の少ない方法を選択される方が多いです。
ただ、体力のある若年層の場合は先天的欠損や事故など、理由によってはインプラント治療を行うこともあります。

参考:若年者のインプラントに関する実態調査

生活習慣を改める

喫煙や歯周病など、生活習慣に起因する理由でインプラント治療を断られてしまった場合は、まず生活習慣の改善を行いましょう。

手術前1~2週間前から術後インプラントが結合して安定するまでの数カ月間は禁煙を厳格に行う必要があります。

紙たばこだけでなく、加熱式・電子タバコにもニコチン等が含まれるので治療期間中は使用しないでください。

日常的に喫煙習慣のある方にとっては大変なことですが、生活習慣の改善の中でも禁煙は厳しく指導されるのでしっかりと守りましょう。

歯周病は歯科での治療と平行して、日常の歯磨き習慣の改善も重要です。

歯周ポケットを重点的に磨いたり、デンタルフロス等も利用して歯垢(プラーク)をためないようにする習慣は、インプラント治療後も安定化に役立ちます。

骨不足などの難症例に対応しているクリニックを利用する

骨不足等が原因でインプラント治療を断られた場合は、難症例の治療に対応しているクリニックを利用することをおすすめします。
足りない骨を補う「骨造成」は高い技術が必要とされるので、対応していないクリニックも多いです。

気になる歯科・クリニックがある場合は、対応している治療法について確認しておきましょう。

骨造成(サイナスリフト・ソケットリフト)とは

インプラントを埋入する部分の骨が足りない場合、骨造成という充填剤を用いた治療法を用いることがあります。
骨造成はサイナスリフトとソケットリフトなどがあり、適した骨の状態などが異なります。
こちらでは、サイナスリフトとソケットリフトについて解説いたします。

サイナスリフト

サイナスリフトは、上顎の骨が不足している際に用いられます。
多くの歯を失っているか、顎の骨がかなり薄くなっている(高さ5~6㎜以下、厚み8㎜以下)時に行われます。
歯肉を切開して奥歯の上の部分の骨に穴を開けて骨充填剤を充填します。充填剤の量や骨の量にもよって変わりますが、3~6カ月の安静期間を経てインプラント治療を行います。

ソケットリフト

ソケットロフトも上あごの骨を充填する治療法ですが、サイナスリフトよりも狭い範囲で行う治療法です。
骨の高さが5mm以上ある、インプラント治療を行う範囲が狭い場合などに用いられます。
インプラントを挿入する部分の骨に専用の器具で穴を開けて充填剤、自家骨などを挿入しインプラントを埋入。
骨充填剤を入れた後、骨が形成されるまで3~6カ月ほど経過したら上部構造を装着します。
サイナスリフトよりも身体的負担が抑えられ、骨充填剤と一緒にインプラントの土台を埋め込めるので治療回数の低減に繋がります。

インプラント治療ならデンタルチームジャパン

デンタルチームジャパンでは、患者様にとってより良いインプラント治療のために医師が日々進化する治療技術を身に着け、チーム医療に取り組んでおります。
インプラント治療における当院のこだわりについてご紹介いたします。

他院で断られた方への豊富な治療実績

当院では、インプラント実績70,000本以上の豊富な治療実績を誇ります。
高い技術力を持った医師による治療、最新設備の導入により、骨不足などで他院では断られることも多い難症例にも対応可能です。

骨造成や再生療法に対応できる高度な技術

当院では一般的なインプラント治療の他、骨造成や再生治療など難症例と呼ばれるケースにも対応可能です。
再生治療は、患者様から採取した血小板を凝縮した凝固体(CGF)を手術時に歯周組織が失われた場所に埋め込むことで、回復を促す治療法です。
また、骨が不足している部分に骨を誘導したり、移植したり、不足した部分の骨を充填するサイナスリフトやソケットリフトといった骨造成にも対応しております。

安心して治療を受けられるサポート体制

デンタルチームジャパンでは、患者様が安心して治療を受けていただけるようサポート体制を整えております。

・トリートメントコーディネーター在籍

当院では日本歯科TC協会認定のトリートメントコーディネーターが在籍しております。
トリートメントコーディネーターとは患者様と歯科医師をつなぐ存在で、丁寧なカウンセリング・治療計画の綿密な策定・患者様への詳細な説明・治療費用や支払い方法に関する説明など、治療に関するあらゆる疑問や不安を解消いたします。

・充実したアフターフォロー

当院では治療後の定期メンテナンスをはじめインプラントの永久保証制度、治療後のカウンセリングなどのアフターフォローにも力を入れております。

各分野の知識・経験が豊富な歯科医師が対応するなど、患者様がご安心いただける環境づくりに努めています。

まとめ

インプラントを断られる原因として、上下の顎の骨不足、糖尿病や高血圧の全身疾患、歯周病等の他に年齢や妊娠の有無などの要素があることを解説いたしました。

骨不足が原因の場合は骨造成技術を持つクリニックであれば対応できる可能性が高いです。

デンタルチームジャパンでは無料カウンセリングはもちろん、セカンドオピニオンにも対応しております。患者様のお悩み、ご希望に沿った治療計画を作成いたしますので、他院で断られた場合でもまずはお気軽にご相談くださいませ。

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