80代女性|矯正が難しい前歯をセラミック治療で自然な見た目へ整えた症例
※本ページは当院で行った一症例のご紹介です。治療結果や経過には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。すべて自由診療です(保険適用外)。
患者様のご相談内容
見た目の改善だけでなく、噛み合わせや機能面の回復も重視されていました。
症例ビフォーアフター
口腔内写真
レントゲン写真
※効果には個人差があります
初診時の状態・診断
精密検査の結果、以下の状態を確認しました。
- ・歯ぎしりの影響により、下顎前歯が摩耗
- ・複数歯に叢生(歯の重なり・位置ズレ)を認める
- ・下顎奥歯にはすでに複数本のインプラントが埋入されている
- ・インプラントは骨と結合しており移動できないため、矯正治療は適応外
以上から、矯正治療による歯列改善は困難と判断し、審美補綴(セラミッククラウン)による改善を提案しました。
患者様のご希望
- ・笑ったときに自然に見える口元にしたい
- ・下顎前歯部をまとめてきれいに整えたい
- ・インプラントがあるため矯正は避けたい
治療方針・選択した治療
下顎には動かせないインプラントが複数存在するため、歯列全体を動かす矯正治療は行わず、審美補綴で対応する方針としました。
治療計画のポイント
- ・6本分の不揃いを整えるため、1┬4の2本を抜歯
- ・欠損スペースを考慮し、5本分が自然に見える歯列デザインを設計
- ・ジルコニアクラウンを用い、形・色・並びを調整
歯の本数やスペースを計算に含めて補綴設計を行うことで、無理のない自然な仕上がりを目指しました。
治療内容の概要
| 治療部位 | 下顎前歯部 |
|---|---|
| 治療方法 | 審美補綴(ジルコニアクラウン) |
| 抜歯 | 1┬4 の2本 |
| 最終補綴 | 5本分のクラウンで自然な配列を再構築 |
| 矯正治療 | インプラントがあるため適応外 |
治療期間・通院回数
- ・治療期間:2024年10月〜2025年10月
- ・患者様の体調やご予定に配慮し、無理のないペースで進行
費用(自費・税込)
総額:約 44万円
※治療本数・素材・口腔内の状態により費用は変動します。
- セラミック治療では歯を削る必要があります
- 一時的に歯がしみる・違和感が出ることがあります
- まれに神経治療が必要となる場合があります
- 強い衝撃により欠けたり割れたりする可能性があります
- 歯ぎしりが強い場合、ナイトガードの使用が必要となることがあります
- 被せ物はホワイトニングでは白くなりません
- ホワイトニング併用時に知覚過敏が出る場合があります
※治療開始前に「審美治療承諾書」を用いて、リスク・副作用について説明しています。
術後経過・メンテナンス
現在も 3〜6ヶ月に1回の定期メンテナンスを継続されています。
- ・PMTC(専門的クリーニング)
- ・歯ぐきの状態チェック
- ・噛み合わせ確認(歯ぎしりの影響を重点的に確認)
- ・ブラッシング指導
患者様からは「自然な見た目になってきて嬉しい」とのお声をいただいています。
※個人の感想であり、治療結果を保証するものではありません。
歯科臨床指導医 / PROSTHESIS CROWN & BRIDGE コース取得 / AESTHETIC PROSTHETICS コース取得 / F.R.I.P. MASTER コース取得
担当医からのコメント
審美治療では、周囲の歯や口元全体との調和が最も重要です。
本症例では、色調の調整、歯の形態、表面性状、笑ったとき・会話時の見え方といった細部まで、院内ラボの技工士と連携しながら丁寧に仕上げました。
また、インプラントが動かせない条件下でも、審美性と機能性の両立が可能な補綴計画を立てることで、自然な口元の印象を目指しています。