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40代女性|歯科恐怖症で治療に踏み出せなかった方の「矯正+インプラント包括治療」症例

※本ページは当院で行った一症例のご紹介です。治療結果や経過には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。すべて自由診療です(保険適用外)。

口腔内写真

レントゲン写真

患者様の主なお悩み

  • 長年、歯科恐怖症のため治療を先延ばしにしてきた
  • 奥歯の被せ物の状態が悪いことは自覚している
  • できれば 一度にまとめて治療を進めたい が、治療自体が怖い
  • 「恐怖心への配慮」と「治療スケジュールの効率化」の両立を希望

心理的な不安が強く、治療内容だけでなく精神的な負担にも配慮が必要な症例でした。


初診時の状態・診断

精密検査の結果、以下の問題が確認されました。

  • 右下 65┘ の補綴状態が不良で再治療が必要
  • 上顎左奥歯(└57)、下顎左右の 8・6 など複数歯が抜歯適応
  • 右上 7┐ が倒れており、そのままではインプラントスペースが不足
  • 噛み合わせが乱れており、インプラントのみでは咬合が不安定になるリスクが高い

この状態で欠損部のみを治療すると、
インプラントや残存歯に過度な負担がかかる可能性が高いと判断しました。


患者様のご希望

  • 歯科恐怖症のため、とにかく治療が怖い
  • 可能な限り 集中治療で回数を減らしたい
  • 一度きちんと治療し、長く安定する状態にしたい

治療方針・選択した治療

本症例では、以下の3点を軸に治療計画を立案しました。

  1. 噛み合わせを含めた包括的な治療
  2. 骨造成を併用し、安全性を確保
  3. 歯科恐怖症への配慮(静脈内鎮静法)

治療内容の概要(一覧)

項目内容
治療方針矯正+インプラント+骨造成の包括治療
骨造成上顎左右にVRA(垂直的骨造成)
矯正右上7┐の部分矯正
インプラント上下顎に必要部位へ埋入
鎮静法静脈内鎮静法(IVS)併用
特徴歯科恐怖症に配慮した集中治療

治療方針の詳細

① 上顎の治療方針

  • └57を抜歯
  • 左右両側で VRA(垂直的骨造成) を実施し、インプラントを支える骨量を確保
  • 4┴456 のポジションにインプラントを埋入し、奥歯の噛み合わせを再構築

② 下顎の治療方針

  • 8┬68を抜歯
  • ┌6 にインプラントを埋入
  • 右上 7┐ は部分矯正で起こし、6┐部にインプラントを入れられるスペースを確保後に埋入

③ 歯科恐怖症への配慮(静脈内鎮静法)

インプラント手術時には 静脈内鎮静法(IVS) を併用。
点滴による鎮静により、不安や恐怖心を軽減しながら治療を行いました。


実際の治療の流れ

矯正・インプラント治療フェーズ

  • 上顎:抜歯 → VRA(骨造成) → インプラント埋入
  • 下顎:抜歯 → 部分矯正で歯を起こす → インプラント埋入
  • 患者様の恐怖心と通院負担を考慮し、可能な処置はまとめて実施

治療期間

2017年11月〜2019年10月

約2年弱かけて、
噛み合わせ・骨量・インプラント位置を段階的に整えました。


保定装置(リテーナー)について

本症例では、
噛み合わせとインプラント補綴の設計により安定性が見込まれたため、
専用リテーナーは使用していません。


費用(自費・税込)

この症例の 総額目安:約 2,250,000円
※お口の状態・本数・使用素材により費用は変動します。


主なリスク・副作用について

矯正治療のリスク

  • 歯の移動に伴う痛み・違和感
  • 装置による口内炎・擦れ
  • 歯根吸収や神経への影響
  • 後戻りの可能性

インプラント治療のリスク

  • 手術後の痛み・腫れ・内出血
  • 神経麻痺の可能性
  • 骨との結合不全
  • 清掃不良によるインプラント周囲炎
  • 喫煙・全身疾患による成功率低下

※治療前に
「インプラント治療承諾書」「矯正治療承諾書」
を用いて詳しく説明しています。


術後経過・メンテナンス

現在も 3〜6ヶ月に1回の定期メンテナンス を継続しています。

  • 専門的クリーニング
  • インプラント周囲組織のチェック
  • 噛み合わせ確認
  • ブラッシング指導

を行い、長期的な安定をサポートしています。


担当医からのコメント

院長:藤本 純

➤ 担当医についてはこちら

本症例では、歯科恐怖症による心理的負担に配慮しながら、
矯正・インプラント・骨造成を組み合わせた包括治療を行いました。

  • 部分矯正で歯軸とスペースを整え
  • VRAで安全な骨量を確保
  • インプラント・矯正担当医、院内ラボ(CAD/CAM技工士)が連携し
     咬合・審美性・長期安定性のバランスを重視した設計を行っています。

また、静脈内鎮静法(IVS)を併用することで、
歯科恐怖症の方でも安心して治療に臨める体制を整えています。


こんな方におすすめです

  • 歯科恐怖症で治療をためらっている方
  • インプラント治療が必要だが、恐怖心が強い方
  • 噛み合わせ・骨量・歯並びを含めて総合的に診てほしい方
  • 一度の治療で、長期的に安定する状態を目指したい方

無料カウンセリングのご案内

当院では、
歯科恐怖症の方やインプラント・矯正治療を検討中の方に向けて
無料カウンセリングを行っています。

  • 治療内容や流れのご説明
  • 不安・恐怖心への配慮方法
  • 治療期間・通院回数の目安
  • 静脈内鎮静法(IVS)の適応可否
  • 無理のない治療計画のご提案

を、わかりやすく丁寧にご説明します。

「話を聞くだけ」「相談だけ」でも問題ありません。どうぞお気軽にご相談ください。