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30代女性|残っている歯に負担をかけないための「全体矯正+インプラント治療」症例

※本ページは当院で行った一症例のご紹介です。治療結果や経過には個人差があり、同様の結果をお約束するものではありません。すべて自由診療です(保険適用外)。

口腔内写真

レントゲン写真

患者様のお悩み

  • 欠損部は治したいが、残っている歯に負担をかけるブリッジは避けたい
  • 見た目だけでなく、噛み合わせも含めて改善したい
  • 遠方からの通院のため、治療回数はできるだけまとめたい
  • 将来的にも長く使える治療を選びたい

初診時の状態・診断

精密検査の結果、以下の問題が確認されました。

  • 64┴7、5┬6が破折しており保存困難(抜歯が必要)
  • 下顎前歯に歯列不正があり、噛み合わせが不安定
  • 欠損部にインプラントを行うには
     ・スペース不足
     ・歯の傾き
     ・咬合バランスの乱れ
     といった複数の課題が存在

この状態でインプラントのみを行うと、
噛み合わせが安定せず、インプラントや残存歯に過度な負担がかかる可能性が高い
と判断しました。

そのため、
上下全体の矯正治療を先行し、その後インプラント治療を行う包括的治療が必須
と診断しました。


患者様のご希望

  • 遠方のため、通院回数をできるだけ集約したい
  • これ以上、残っている歯に負担をかけたくない
  • 短期的な改善ではなく、将来を見据えた長期安定性を重視したい

治療方針・選択した治療

まず 64┴7、5┬6を抜歯 したうえで、
上下全顎矯正によって歯並び・噛み合わせを整えることを最優先としました。

インプラントは一度骨と結合すると動かすことができないため、

  • 先に矯正で
     ・歯の傾き
     ・噛み合わせ
     ・インプラントスペース
     を整える
  • その後、最適な位置・角度でインプラントを埋入する

という流れが、最終的な咬合の安定性を高める最善策と判断しました。


治療内容の概要(一覧)

項目内容
治療方法全顎矯正+インプラント治療(並行)
矯正装置ワイヤー矯正(上下全顎)
インプラント欠損部位に複数本埋入
骨造成大掛かりな骨造成なし
特徴残存歯への負担を最小限に抑えた包括治療

実際の治療内容・治療の流れ

① 矯正治療フェーズ(全顎矯正)

使用装置:ワイヤー矯正(上下)

主な目的

  • 欠損部へのインプラントスペース確保
  • 歯の傾きを改善し、正しい歯軸へ誘導
  • 全体の噛み合わせを再構築
  • 上下で安定した咬合の「土台」を整える

矯正治療期間
2018年1月〜2020年11月

遠方からの通院負担を考慮し、来院回数を調整しながら進めました。


② インプラント治療フェーズ

  • 矯正治療と並行してインプラント治療を実施
  • 抜歯部(64┴7、5┬6)にインプラント埋入
  • 矯正と同時進行のため、上部構造装着まで十分な期間を確保

③ 最終仕上げ・補綴設計

  • 噛み合わせの最終調整
  • インプラント上部構造(被せ物)を装着
  • 矯正終了後は リテーナー(マウスピース) を使用し後戻りを防止
  • 矯正で整えた噛み合わせに合わせて補綴設計を行い、全体の咬合バランスを最適化

治療期間

  • 矯正治療:2018年1月〜2020年11月
  • 矯正+インプラント並行治療により、
     見た目・噛み合わせ・長期安定性を重視した治療計画となりました。

費用(自費・税込)

矯正治療費:約 92万円
インプラント治療費(複数本):約 138万円

総額:約 230万円
※治療本数・設計により費用は変動します。


主なリスク・副作用について

矯正治療に伴うリスク

  • 歯の移動に伴う痛み・違和感
  • 装置による口内炎・擦れ
  • 歯根吸収の可能性
  • 後戻りのリスク
  • 神経への影響が出る可能性

インプラント治療に伴うリスク

  • 手術後の痛み・腫れ・内出血
  • 神経麻痺のリスク
  • インプラントと骨の結合不全
  • 清掃不良によるインプラント周囲炎
  • 喫煙・全身疾患による成功率低下

※治療開始前に
「矯正治療承諾書」「インプラント治療承諾書」にて詳しく説明しています。


術後経過・メンテナンス

矯正終了後も リテーナー(マウスピース) を使用し、後戻りを予防しています。

現在も 3〜6ヶ月に1回の定期メンテナンス を継続しており、

  • 歯肉・インプラント周囲の状態確認
  • 清掃状態のチェック
  • 噛み合わせの確認
  • 専門的クリーニング

を行い、長期的な安定をサポートしています。


担当医からのコメント

院長:藤本 純

➤ 担当医についてはこちら

本症例では、下顎前歯の矯正によって噛み合わせの基礎を整えたうえで、
上下全顎矯正とインプラント治療を並行して進めました。

当院では、

  • 矯正担当医
  • インプラント担当医
  • 院内ラボ(CAD/CAM技工士)

が連携し、咬合・審美性・インプラント埋入位置を総合的に評価した治療計画を立案しています。

そのため、見た目だけでなく
機能性・長期安定性を重視した包括治療が可能です。


こんな方におすすめです

  • ブリッジではなく、残っている歯に負担をかけない治療を検討している方
  • 矯正とインプラント、どちらを先に行うべきか迷っている方
  • 見た目だけでなく、噛み合わせや将来の安定性も重視したい方
  • 遠方からの通院で、治療回数やスケジュールを相談したい方
  • 他院で治療説明を受けたが、十分に理解できず不安が残っている方
  • 自分に合った治療方法を、複数の選択肢から検討したい方

無料カウンセリングのご案内

デンタルチームジャパンでは、
矯正治療・インプラント治療を検討中の方に向けて
無料カウンセリングを行っています。

カウンセリングでは、

  • 現在のお口の状態や噛み合わせの確認
  • 矯正やインプラントが本当に必要かどうかの判断
  • 治療の進め方・期間の目安
  • 費用や通院回数についてのご相談
  • メリットだけでなく、リスクや注意点も含めた説明

を行い、患者様が納得したうえで治療を選択できることを大切にしています。

「まずは話だけ聞いてみたい」「今すぐ治療すべきか迷っている」という段階でも問題ありません。

どうぞお気軽に、無料カウンセリングをご利用ください。